英語を得意科目する為に(金沢大学 谷本連太郎)

英語習得の為の極意

金沢大学医薬保健学総合研究科大学院2年 谷本連太郎

7月度のWith Studio Timeでは、金沢大学医薬保健総合研究科(放射線科学専攻)大学院2年生の谷本連太郎さんをお招きして生徒と交流をして頂いた。谷本さんは幼少期を韓国、アメリカで過ごした後中学生になってから日本に来た。その経験もあって英語・韓国語・日本語(第一言語は韓国語)の三ヶ国語をマスターし自由自在に話す事が出来る。そんな語学の達人である谷本さんに英語取得の極意を話して頂いた。

(講師基本情報)
・名前 谷本連太郎
・年齢 24歳
・職業 金沢大学の大学院生
・過去の経歴 TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)930/990点
・趣味 筋トレ&バスケットボール
・座右の銘 本当の失敗は挑戦しない事だ

▽語学取得のコツはとにかく話す事。そしてハードルを下げる事。

高校では様々な科目を勉強すると思うが、その中でも英語を苦手とする高校生は非常に多い。

その理由として「どうやって勉強したら良いのか分からない。勉強をしても中々点数が伸びない」という声があげられる。

そんな高校生に対して

英語を実際に話す事が一番早く習得できる方法

と谷本さんは話す。

アメリカ人が英語を流暢に話せる理由は幼い頃から話しているから。僕たち日本人だって生まれた時から日本語を話しているからペラペラ日本語を話せる。この一見当たり前で重要な事を見落としているからこそ中々点数が伸びていかない原因だと谷本さんは話す。

「勉強になると参考書を読んだり問題集の問題を解いたりする事を重要視しがちだが、まず話さないと絶対に英語の成績は伸びない」

谷本さんも日本に来た当初は全く日本語を話せなかった。友達と意思の疎通をしたいけど言葉が通じないのでそれが出来なかったと言う。

そんな中、「下手でも良いから"とにかく''日本語を話してみる」という行動を取った事で徐々に習得できるようになったと話す。

「でも、普通に生活しながら英語なんて話す機会なくない?」

ここまでの文章を読みそう思ったかもしれない。

しかし、日常的に話さなくても教科書の文章や問題集の文章を「音読」して英語を発する事なら出来るはず。

谷本さんはこの「音読」の重要性を強調する。

「英語が苦手な人は文章を読んだ後に日本語に訳そうとするけど、その状態のままでは中々点数は伸びていきません(大学受験の英文はかなり長いのでいちいち日本語に訳して読んでいたら時間切れになってしまいます)。語学を伸ばす為にはネイティブスピーカーのように"英語を英語のまま''理解する力が必要になります。その力を伸ばす一番手っ取り早い方法は音読(+シャドーイング)です」

こう谷本さんは話す。

また音読をする際、その文章の状況をイメージする事が重要になる。


谷本さんは「友達と会話する時、普通その話している内容とか状況を何となくイメージしながら会話しない?英語も同じでその文章の状況を全くイメージ出来ていない状況で読んだりしてもつまらないし、(英語を読む事が)嫌いになってくるよ」と話す。

なので、まずは日本語訳をしっかり読みその文章の内容を頭に入れた状態で英文を音読する事が重要になってくるのだ。(+α発音が分からない単語はその都度調べて性格な発音を知っておいた方が上達も早くなる)

さらに、谷本さんは音読のハードルを下げる事が重要であると強調する。

「1つの文章を何度も音読(最低でも20回)した方が成績の伸びは早くなる。しかし、これを聞いて1日20回頑張って音読しなければいけないと考える人がいるが、それだと絶対に続かない(三日坊主になってしまう)。まずは1日3回からでも良いので少しずつ音読を始めていったら良いよ」

確かにこれは色んな事にも当てはまる。

例えばダイエットの為に走ろうと決意したのは良いが、いきなり5000mを走ろうとすると絶対に嫌になって続かない。

音読もマラソンと同じで、まずは少しずつやって慣れてきたら回数を増やせば良いのだ。

交流会の終盤、谷本さんから生徒に対して「勉強を頑張る事の重要性」も話して頂いた。

生徒からは「自分が思っていた以上に第1志望合格の為には頑張る必要があるという事が分かりました。国立大学合格の為に気合いを入れ直します!」との声をもらった。

英語習得には時間がかかるかもしれない。勉強で成果を出すには時間がかかるかもしれない。しかし、必死で頑張った先にきっと得られるものはあります。

勉強も青春の一部なので悔いの残らないように思いっきり頑張っていきましょう!

応援しています!


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